導入事例
社内各部門の業務をJUST.DBで続々とシステム化
現場主導のノーコード開発で全社DXを実現
導入事例の概要
ニッカネでは、JUST.DBを社内業務に幅広く活用することで、情報共有とペーパーレス化を強力に推進している。以前は各種申請や情報管理を紙・Excelで処理しており、情報の共有や確認作業に多くの時間を要していた。現在は総務部の決裁申請、商品部の商品登録依頼、業務管理部の顧客マスター登録といった数多くの業務をJUST.DBでシステム化。業務の進捗状況や申請フローの停滞箇所などもすぐ判明するようになり、各部門の取り組みが積み重なる形で、全社的な業務プロセス改善とDX推進の基盤構築に貢献している。
導入前の背景
非効率なアナログ業務からの脱却と全社的な改善が急務に
申請やデータ管理の多くを、紙ベースやExcelでの運用に依存しており、情報の散在や拠点間の書類移動が負担となっていた。また承認状況が見えず、メール確認の手間や見落としによる業務停滞も発生。こうした非効率を解消するシステム化が急務だった。
採用の理由
誰でも使えるノーコードに期待。同時ログインライセンスが決定打に
社内検討でノーコード開発、特にJUST.DBの存在が浮上。誰でもシステムが使えて、自分たちで即座に修正できる点に期待が集まった。加えて、パートタイムの人数が多い同社にとっては同時ログインライセンスという形態も採用を後押しした。
導入後の成果
承認の滞留を見える化し、申請の統一とスムーズ化が進展
決裁や商品登録、顧客マスターの登録といった複数部門の業務が、JUST.DBへと移行。承認ルートや申請時の必須項目なども整理され、進捗や申請のステータスが一目で分かる状況が実現したことで、従来の業務で発生していた停滞の解消につながっている。
紙とExcelの管理で現場の負荷が限界に
株式会社ニッカネは、高齢者施設・病院・保育園などで給食を提供する事業者に向けて、業務用食材の販売・配送を行う事業を展開している。栃木県に本社を置く同社の拠点は宮城県から静岡県まで計16か所と広範囲にわたり、紙ベースの申請やExcelでの情報管理に頼る業務は、近年の課題となっていた。ちょっとした情報共有でもメールで都度確認する必要があり、紙の業務では月に数百枚の紙資源を費やすなど、業務システム導入の必要性が高まっていたという。
「紙による申請状況の把握には追加の確認作業が必要となり、情報の所在や進捗の見えにくさが、日々の手間として積み上がっていました。また現場側でも、承認が必要な申請は上役の確認を経るため、回覧の途中で時間を要したり、メールの見落としで止まったりするケースが多々生じていました」と、同社総務部 主任の齋藤千瑛氏は振り返る。
企業トップ自らが先導して業務課題解決にJUST.DBを導入
紙やメールを基点とする運用の見直しが社内で検討され、各種申請の入口と流れを整理する必要性が高まっていくなか、展示会でJUST.DBに出会い、導入を先導したのは、代表取締役社長の金田陽介氏だった。「自社のやり方に合わせ、自分たちで即座に直せることを最重視してノーコードにしました。当社には専任の情シス部門がないため、ユーザー部門主導で作れるのは大きな魅力です」と同氏は振り返る。
その上で、JUST.DB採用の決め手として「同時ログインライセンス」を挙げた。「パートタイムのスタッフが多いため、同時ログインの考え方が当社の勤務形態にマッチしていたのです」(金田氏)
2025年4月に導入し、同年11月には本格的に利用を開始した。各部で担当を置き、どの業務をJUST.DBでシステム化できるかを検討しながら展開を進める一方、利用者が迷わず入力できるように、入力のルールや必須項目を整理して負担軽減を図ったという。承認フローの設定は部門共通で工夫した。「総務部の決裁申請では、役職者・責任者が複数の所属に入るケースがあり、承認設定を一括で行えるように“その人用のルート”を作るようにしました」(齋藤氏)
導入初期には構築者向け教材や活用法を見ながら各部門の担当者が使い方を習得し、社内で数度にわたって説明会を開き、利用方法を一般ユーザーへ案内した。
決裁・商品・顧客の申請を部門ごとにJUST.DB化
総務部では、紙で回していた社内の決裁申請をWeb上で完結できる形に整備。勤怠管理の届書も紙ベースからデジタル化し、営業所から本社へ届く物品の請求書に関する申請もJUST.DB化を進めた。
また商品部では、商品マスターの登録依頼書の作成・管理にJUST.DBを活用。同部 主任の手塚美帆氏は「複数の承認者を挟む申請でも形式を統一し、承認フローが止まっている箇所を可視化できるようにしました」と説明する。
さらに業務管理部では、顧客情報をマスターに登録する新規得意先登録・変更依頼をJUST.DB化。同部の野口沙弥香氏は「申請フローもスムーズになりました。項目ごとの選択に応じて必要項目が定まるように、フローに沿った項目設計も行っています」と語る。
急速な浸透と多様化する運用にあたって、ジャストシステムのサポートも高く評価する。「担当者へ来社やメールで質問すると返信が早く、分からない点があっても早期に解消できたことが、構築と運用の並走を下支えしたと感じています」(齋藤氏)
滞留の見える化で催促もしやすく部門発の改善が回り始める
社内ではJUST.DBの導入によって、承認状況や進行状況が一目で分かるようになった点が特に評価されている。紙やメールで運用していた頃は、誰かがメールを見落とすとそこで止まってしまうことがあったが、現在はどこで止まっているか即座に分かり、担当者にリマインドしやすくなったという。「商品登録時に見積書を必須とし、規格書もマークで見えるようにしたことで、見積書や規格書の回収率が向上しました」(手塚氏)
ニッカネではさまざまな現場から「この業務もJUST.DBで」という声が広がっており、将来的には全社的な業務で使える基盤へ育てていく方針を示している。
株式会社ニッカネ
総務部 主任
齋藤 千瑛 氏
株式会社ニッカネ
商品部 主任
手塚 美帆 氏
株式会社ニッカネ
業務管理部 主任
野口 沙弥香 氏